入谷から根岸に向かって歩いて行きます。
途中にあった庚申塚。江戸時代には江戸の外れだったというこのあたり、古い額には寄進した人達の名前が刻まれています。
マンションだらけの街中にも江戸時代の名残があるのが楽しいね。
こちらがお目当の笹乃雪。
名水が湧き出でいます。
このお店は朝顔市の時だけ朝ごはんを提供しています。下足番のおじさんが靴と一緒に朝顔の行燈も預かってくれるのがありがたいです。
お庭を見ながらの朝ごはん。
最初から初めて食べるものが出てきました。
真ん中の白いものはマヨネーズではなくてお豆腐に味付けしたもの。これで周りの具材を和えて食べるという趣向の白和えです。
雲水と名付けられた、湯葉の豆乳蒸し。
あんかけ豆腐は2椀付いてきます。
これは創業当初江戸っ子に大人気で、皆さんこぞっておかわりしていたのですが、 上野の宮様が来店された時にこれからは2椀ずつ持ってくるようにと言われ、それからこの店のスタイルになったそうです。老舗にはストーリーがつきものですね。
どれも美味しい豆腐料理をたっぷり堪能して2800円、イベント感のある素敵な朝ごはんでした。