浅草寺の奥、北西に向かうと、こんな所に出ました。
「昭和」です。
わざわざ昭和の風情を残しているのか、はたまた時代に取り残されたのかはわかりませんが、タイムスリップしたような不思議な場所でした。
花やしき通を過ぎて右折すると、アーケードのあるひさご通です。
こちらで遅目のお昼御飯、これまた昭和の味のラーメンを食べて一休み。
目指す鷲神社はもうすぐです。
千束通から鷲神社への曲がり角がわかるかなあ〜と思ってたのですが、心配無用。
酉の市の出店がいっぱい出ていました。
道の両側に数100軒の出店が連なっていて、それを辿って行くと鷲神社に到着しました。
おお〜‼︎
以前来た時とは全く違う賑わいです。
境内には縁起物の熊手を売る店がギッシリ。
初めて来た酉の市。平日の昼間ですからこれでも人出は少ないのかも。
パパの商売繁盛を願ってしっかりお参りしました。
江戸の行事の風情たっぷりの酉の市、毎年来たいものです。
この後、今日の最終目的地「入谷鬼子母神」に向かいました。鷲神社からは南西に15分ほど。
ところで江戸に鬼子母神が2ヶ所あると知ったのはつい先日のこと。
山本一力の「深川駕籠」という小説を読んでいたところ、千住から駕籠に乗った客が「鬼子母神まで行ってくれ」と言うので入谷鬼子母神まで走ったら実はもっと遠い雑司ヶ谷の鬼子母神に行って欲しいということだった…というくだりがあり、へえ〜っと思った次第。
そうか、先日都電に乗った時に通ったのは雑司ヶ谷の鬼子母神だったのね。
どちらにも行ったことはないので、とりあえずは今回は浅草に近い入谷鬼子母神を見てみましょう。
で…
改装中ということもあるのでしょうが、これだけ風情のないお寺も珍しい。
都会の真ん中にあるので仕方がないのかな。
とりあえずは行ってみたというだけの「恐れ入谷の鬼子母神」でした。
本日のお散歩はこれで終了。
日本橋〜両国〜浅草〜千束〜入谷というコース、歩いていたのは3時間半くらい、約12800歩程。
江戸の人たちは片道4里(16Km)を1日で往復し、旅に出た時は10里歩いたということですから何と健脚だったことか!
お江戸の広さと距離感がちょっとはつかめたかなというお散歩でした。
自宅に帰りついて万歩計が示したこの日の歩行数は19868。よく歩きました(笑)。
さてお次はどこをお散歩しようかと考えるのがまた楽しい。