「エクレール」の初回上映に行ってきました。
サンプルDVDを自宅で1回鑑賞し、香港の映画祭で試写を見て、東京でも試写会に2回も行ったので、5回目の鑑賞ではありましたが、やはり映画館での上映は違う。すっかり映画の世界に引き込まれました。心が温かくなる、家族みんなで見たい、良い映画です。
でも・・・石巻のエキストラの方々の笑顔を見て思わず涙が流れ、最後のテロップではその方たち全員のお名前が映し出されているのを見て(ふつうエキストラの名前を載せるということはしない)、心が張り裂けるような思いがしました。津波の犠牲者の方々のご冥福を祈るばかりです。
上映後近藤監督とお話したのですが、このようなことになるとは思わず、協力してくださった皆さんに感謝の気持ちを込めてテロップに名前を載せたのが、果たして良かったのかどうかとかなり悩まれたとのこと。
でもきっと亡くなった方たちも今日の公開を喜んでくれたはず。監督も同じお考えとのことでした。
とにかく、今日の初日上映には満員のお客さんが入ってくださり、上映後も「良い映画だった」」というお言葉と暖かいたくさんの拍手をいただき、関係者の一人として本当にうれしく思いました。
私は新米映画関係者なので、今回初めて「舞台挨拶」というものを見たのですが、プロデューサー、監督、いしだあゆみさんなどの感動のメッセージがあり、主役の吉井一肇くんがアコーディオンの演奏に乗せて「お菓子と娘」を歌ってくれたりと、初日ならではの感動をいただきました。
大手の映画会社や配給会社による大作ではありません。でもこのような手作りの温かい映画をたくさんの方に見ていただけたらなあと心から思ったルビママでした。
あー、映画は良いなあ~。50歳過ぎてこの世界に足を踏み入れてしまったルビママ。仕事をくれた友達に感謝するとともに、これからも映画に関わっていきたいと決意しております。
で、感動してお腹がすいたルビー家は、新宿から新大久保においしいものを食べにむかいました。
結局はそっちですか~(笑)。